スティックはどれを買うのがいいですか?
- 『反っていない』スティック。
- 2本の重量が同じスティック。
であれば、なんでも大丈夫です。
特に難しく考える必要はなく、好きなアーティストのモデルとか、まずはそういう理由でスティックを選んでいただいて大丈夫です。その方が『やる気』も出ます(笑)
一番大切なことは、楽しい事です。音色とかリズムに関してはそれからだと思っています。
私も最初は好きなアーティストのスティックを使って練習していました。(村上ポンタ秀一モデル)
そうこうしているうちに好みが変わってくるので、その時の好みに合わせて変更されてもいいと思います。
講師おすすめのスティック
私がいつも購入しているスティックは、VIC FIRTH(ヴィックファース)の『VIC-7A』です。※以降VIC FIRTH

特徴は、『細め』で、『短かめ』なスティックです。
私は手が小さく、力もないので、これくらいの細さが握りやすくコントロールしやすいです。
具体的な数字は、太さが『13.7mm』長さは『394mm』です。
スティックの先、チップ形状は、Tear Drop(涙型)。
要は『おむすび型』です。

一般的なドラム用スティックとして、
最も細いのが『13.3mm』、
最も太いのが『16.0mm』ほど。
最も短いのは『389mm』
最も長いのは『432mm』です。
つまり、太さは『13.3mm』~『16.0mm』の間。
長さは『389mm』~『432mm』の間です。
※VIC FIRTHには特別な長さ『330mm』のキッズ向けモデルもあります。
>> 『VIC-KIDS(ブルー)』
>> 『VIC-KIDSSP(ピンク)』
私は基本この『VIC-7A』だけを使っていて、電子ドラム用とアコースティックドラム用とを分けています。
分けて使う理由は、アコースティックドラム用はスティックがだんだん『ささくれて』くるので、そのまま電子ドラムに使うと機材を痛めてしまうからです。

ちなみに最もスタンダードなスティックは、同じくVIC FIRTHの『VIC-5A』です。
>> VIC FIRTH『VIC-5A』
『VIC-5A』 太さ『14.4mm』 長さ『407mm』
『VIC-7A』 太さ『13.7mm』 長さ『394mm』
太さは 『0.7mm』の違いが、長さは『13mm』の違いがあります。
VIC FIRTHは海外のメーカーですが、パール楽器製造株式会社が代理店としてVIC FIRTHのスティックを販売しています。
スティックのメーカーでVIC FIRTH(ヴィックファース)をおすすめする理由。
先ほどのリンク先のページに行っていただくとそのこだわりが垣間見れますが、冒頭のどんなスティックを買えばいいかの答えである、
スティックが反っていなくて、
重量もそろっていて、
2本セットで売られている
ことこそが、VIC FIRTHをおすすめする理由です。
VIC FIRTHのスティックは、同じ『重さ』のスティック同士を選別して、それを2本一組のペアで販売しています。
普通スティックは2本一組で、重さや品質は同じだと思ってしまいますが、実はそんなことはありません。
楽器店に行っていただくとお分かりいただけると思いますが、売られているスティックは基本1本単位です。
また、重さはすべて違います。さらに言えば、『反っている』ものもあれば、『反っていない』ものもあります。
ドラマーはその中で、自分に合うスティックを探して購入しています。
つまり、1本ずつ売られているスティックは、すでに購入しているスティックが折れてしまった場合などの『替え』として考えていいと思います。
重さが同じスティックである必要性は…?
叩いた後の『はずみ』と、振り上げ時の『感覚』が左右で異なるからです。
これは結構気持ち悪いです。左右で同じ太鼓を叩く時によく分かります。
ただ、購入するときには重さだけではなく、スティックの『反り』にも注意しなければなりません。
重さ同様、まっすぐなスティックが売られていて当然。だと思いますが、多くがまっすぐではないスティックです。
というか、1本単位で販売されているスティックは、メーカーの品質基準を超えられなかった選別落ちでは?と思ってしまうくらい『反って』います。(←真実は分かりませんが、経験的に…。)
当然、反りの多いスティックは売れ残ってしまうわけですが、発注担当がドラムの事を分かっていないスタッフだと、在庫があると思い、スティックが『反って』いないかどうか確認しないので、いつまでも反ったスティックが店頭に置かれている場合があります。
1本単位でスティックを購入する場合は注意が必要です。
そのスティックが『反って』いるのかどうか確認する方法は、スティックを転がすことです。
スティックが反っていると、スティックの先が振れますが、真っすぐですと転がしても振れません。
反っていないスティックである必要性は…?
スティックが反っていると何がいけないのかというと、叩いた後の『はずみ』が変わります。結構困ります。叩いた時の手の感触も全く違うのですぐ気づくと思います。
そのようなスティックを避けるためにも、私はVIC FIRTHをおすすめしています。
高校生からドラムを始めて、30年が経ちますが、VIC FIRTHの2本組セットのスティックで『購入時すでに沿っていた』スティックに当たった事は一度もありません。
1本単位のスティック購入時に注意すること。
- 重さは同じか?
- (デキるお店は、近くにハカリを置いています。)
- 反りはないか?
- (転がして先が振れない物を選んでください。)
基本的に、VIC FIRTHの2本組セットであれば、上記項目を気にせず購入して大丈夫です。
2本1組セットで購入の場合はコチラからどうぞ↓
>> 細めのスティック 『VIC-7A』
>> 最もスタンダードなスティック 『VIC-5A』
>> キッズスティック ブルー 『VIC-KIDS』
>> キッズスティック ピンク 『VIC-KIDSSP』
手に汗をかく生徒さんへ
色がついているスティックは避けるのが無難です。理由は単純で、汗ですっぽ抜けるからです。私がそうでした…。
未塗装の一般的なスティックは汗をかいてもグリップしますが、塗装されているスティックは汗を吸い取らないのでツルツルします。
私はジュディマリ世代なので、ドラムの五十嵐公太モデルの青色に塗装されたスティックを昔購入した事があったのですが、手に汗をかく為すぐお蔵入りになりました。
※現在のモデルはグリップ部分にはあまり塗装されていないので安心してください。
まとめ
スティックを購入するときは、
スティックが反っていなくて、
重量もそろっていて、
2本セットで売られている
VIC FIRTHの購入がおすすめです。
スティックが折れて1本だけ購入するときでも、
必ず、転がして反りを確かめ、重量を確認して購入するようにしましょう。
>> 細めのスティック 『VIC-7A』
>> 最もスタンダードなスティック 『VIC-5A』
>> キッズスティック ブルー 『VIC-KIDS』
>> キッズスティック ピンク 『VIC-KIDSSP』
この記事は以上です。
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